大阪市中央卸売市場を拠点に、野菜の仲卸を手がける株式会社大島商店。
長年にわたり市場とともに歩み、産地と販売先、そしてその先にいる消費者をつなぐ役割を担ってきました。
先代から受け継がれてきた「三方よし」の考え方を大切に、関わるすべての人にとってより良い取引を目指しています。
昔ながらの商いの良さを受け継ぎながら、次の時代を見据えた組織づくりや新たな設備への投資にも取り組む株式会社大島商店。
今回は、事業承継後の経営に試行錯誤していた時期から伴走してきたウィズアップ税理士法人との出会いや、両社の関係についてお話を伺いました。
- 池田社長
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株式会社大島商店です。大阪市中央卸売市場の中で、野菜の仲卸をさせていただいております。
会社の中で一番大事にしていることでいうと、先代から受け継いでいる「三方よし」です。
お取引が進めば進むほど、みんなが幸せになれる。産地の方々とも顔を合わせますし、もちろんエンドユーザーである主婦の皆様や、消費者の皆様に直接販売されているお客様とも顔を合わせます。
そういう意味では、「三方」が非常に見える立ち位置だと感じています。
- 池田社長
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ご紹介いただいたのがきっかけです。
当時は本当に困っている中で、暗中模索していました。会社経営の流れの中で、日々の動きが止まらない。その中でもがいているような状態でした。
経理的な部分についても、「どこに困っています」という説明すらできないような状態だったんです。
ですから、ここまでがっちりサポートしていただけるようになるとは、当時は思っていませんでした。
- ライター
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大島商店さんの当時の印象を教えてください。
- 岸本
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そうですね。会社の規模感と内部体制のバランスなども含めて、「どうしたらいいんだろう」という状況で困っていらっしゃったので、何とかしないといけないなと思っていました。
一人だけでは難しい部分もあったので、数名で対応させていただきたいということもご了承いただき、そこから関与させていただきました。
- ライター
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創業当初からウィズアップさんに依頼されていたというより、途中から切り替えられたということでしょうか。
- 池田社長
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そうですね。大島商店は、私の妻の実家の会社です。
先先代が創業者で、大島八三郎という者です。そこからおじいさん、お父様へと受け継がれてきました。
本来であれば妻へ、というところだったのですが、家庭の事情もあり私が引き継ぎました。
私自身は別の事業をしていたので、この会社に関わるのであれば、相当腰を据えて取り組まなければいけないと思っていました。
そうした流れから会社に入ることになり、現時点で4年目になります。
最初の2年間は、今思うとよくやったなと思います。背筋が凍るような思いもありました。
その2年が経つ少し前くらいに、ご縁があってウィズアップさんをご紹介いただきました。
最初は補助金のことでしたかね?
- 岸本
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最初は、財務的な部分のお話もありましたね。
- 池田社長
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その頃、西宮の冷蔵庫を新設するという大きなプロジェクトも動いていました。
それだけの規模の内容であれば、いろいろと考えられることがあるということで、お話をさせていただいたのが始まりだったと思います。
- 池田社長
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私はそれまでにも会社経営に関わってきました。母が会社を経営していて、そこで仕事をしていましたし、別の会社を立ち上げるという経験もしてきました。
ただ、今までのフィーリングや常識が、大島商店では通用しなかったんです。
良い意味でも悪い意味でも「商店」で、本当に昔ながらの手法が残っていました。
市場という特殊性に加えて、大島商店独自の解釈のようなものも混ざっている。
先代であるお父様から教わる内容や仕組みや長年の見方、定期的に扱う書類についても、書類の名称から表現、分析方法まで、すべてを一から理解するところから始めるような状態でした。
逆に、一から会社を立ち上げる方がよっぽど楽だったと思います。
しかも、それが毎日ものすごい勢いとボリュームで動いているので、止めるわけにはいきません。
そういった戸惑っている内容を説明しながら、ある種「名探偵」のような形で、一緒に解読していただきました。
これは税理士事務所としての基本的な能力だけではなく、これまでの社会経験や、さまざまなジャンルについて複合的に分かっていなければ、解読していただけなかったんじゃないかなと思います。
時間はかかりましたけどね。他社では時間をかけても、できるかできないか分からないと言われていたこともありました。
- ライター
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具体的には、どのような形で進められていたのでしょうか。
- 岸本
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取引などについてお聞きしながら、最後に社長へヒアリングをして、内容を確認していくという形です。
「これはこうですか?」と聞いて、「いや、これはこうじゃないよ」「それはそうだよね」というやり取りをしながら、私たちの考えも踏まえて話をして、答えにたどり着いていったというイメージです。
- 池田社長
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本当に、それを一つ挙げるのは難しいです。案件というか、内容がありすぎて。まだ一部進行形のところもあります。
ただ、少しずつ全体像がつかめてきました。
全体像が分かったうえで、「ここはもう少し深掘りしないといけないよね」というところまで来ています。
まだ少しモヤモヤするものが残っていたとしても、全体のプラットフォーム、全体感がつかめている。これが大きいですね。
一つの出来事というより、その全体像が見えるまでには、いくつもの「基礎」があります。
その基礎が一つひとつ浮かび上がったことで、ようやく建物全体が見えてきたような感覚です。
そして全体像が見えたからこそ、「ここはまだ残っているよね」「もう少しここを深掘りして、より明確にしていきましょう」という部分も見えてきました。
- 池田社長
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初期の段階では、どこまでお付き合いできるのか、今の大島商店の困りごとをどこまで解決していただけるのか、まだ分かりませんでした。
そもそも、こちらが「何に困っているのか」を説明することすらできない状況から始まっています。
そんな中で、こちらが問題をストレートに提示できない状態でも、その答えを探す作業を一緒にしていただけたということですね。
普通であれば、「仕事をするためにデータや情報をください」「問題を提示してください」というところから仕事がスタートすると思うんです。
でも、私たちはそれを抽出できない。出せない。
そこから話をして、問題を取り崩しながら取り出していく作業まで、一緒にしていただきました。これは今も進行形です。
例えば、数字にブレがあって「何かおかしいな」と思ったとしても、普通なら「ちゃんとはっきりさせてください」となるのではないかと思います。
でも、「なぜかな?」というところから一緒に考えていただける。
これまでの経験から考えても、資格や知識だけでは、きっと出てこない部分だと思います。
考え方が柔軟ですし、いろいろな経験をされている。チームもいらっしゃるので、チームから出てきた言葉を拾って、「それだったら、こうじゃないですか」と突っ込んでいただいたりもします。
そういう部分が決め手と言いますか、やはり寄り添っていただけたということです。
大島商店の場合はかなり特殊だと思いますが、そういう特殊な状況にも対応していただけました。
- 池田社長
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問題を一つ見つけたという話も、一個一個はものすごくインパクトがあります。
税務署が来たときに対応していただいたことも、もちろんインパクトがありました。
税務署が来ても、最初からあまり何も心配することがないというか。普通であれば、それが一番大きな出来事になるのかもしれません。
ただ、私自身が2年半、まったく分からないまま来ていた中で、問題を見つけたときの衝撃の方が大きかったですね。
しかも、その数が非常に多い。
どれか一つというよりも、その「基礎」を一個ずつ浮かび上がらせていただいたことが強烈に残っています。
一つずつ丁寧にやっていただかなければ無理だったと思いますし、全体の枠組みを見ようとしていただいた。
皆さんが取り組んでくださる中で、「まだピースが足りない」と感じる部分もあったでしょうし。
そういう意味では、「名探偵ぶり」というところが一番インパクトがありますね。
- ライター
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岸本さんはいかがですか。何か印象に残っているエピソードはありますか。
- 岸本
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そうですね。
最初は、問題の解決や現状の把握、「これをどうしようか」という話が多かったんです。
それが途中から、「将来どうしていこうか」という未来の話に変わっていったタイミングがありました。
そこが一番印象的でしたね。
一旦、私たちが取り組んできたことが形になって、そこから社長が「将来こうしたい」という気持ちや考えを持てるようになった。
そのときに、やってきて良かったなと一番感じました。
- 池田社長
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一番と言われると一つ選ばなくてはいけないのですが、「総合力」というか、バランスですね。
私が4年前に会社を引き受けたときに、会社というのは「人・物・金・情報」なんて言い方をしますが、大島商店の場合は「人」の一文字でした。
その人のエネルギーや力が、あまりにも強かった。ある種、マッチョすぎてバランスが悪いような状態です。
自分たちでも「リミッターをかけています。我慢しています」と言うんです。
「リミッターを外してもらえたら、もっとやります」と。
だから私の役割は、そのリミッターを外したうえで、会社がバランス良くやっていけるように援護射撃をすることだと思っています。
もちろん、人が一番の魅力となる会社でなくてはいけません。
人にも力を入れて、今後の若い世代をより構築して、次の時代へつなげていく。社員として成長してもらいたいと思っています。
そして「人・物・金・情報」でいうと、これまで大島商店になかった「物」が、先ほどお話しした西宮の冷蔵庫です。
大島商店はこれまで、市場の外に設備を持っていなかったんです。
これを持つことによって、それを大島商店の一つのチャームポイントにして、より人が活発に活動できるようにする。
会社として、その設備を生かしてやっていく。
そういう意味で、バランスを整えていくことに力を入れています。
- 池田社長
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大島商店は少し特殊なケースだったと思います。
一般的な企業さんに対して、どこが一番のチャームポイントになるのかと考えると、まず、こちらの状況や情報をひたすら聞いて、状況を把握していただけることです。
これは間違いないです。
そして、これは私自身は当然だと思っていたんですが、私を別の形でサポートしてくれている周りの方々から、「ウィズアップさんはかなり特殊というか、非常に奥深いものがある」というコメントをいただくことがあります。
本当に、クライアント企業の立場になって物事を考えてくれる。
企業側が「こうしたい」「こうなりたい」と考えていることをきちんと聞いたうえで、それをどう実現できるのか。
もちろん法的なことなども含めて、きちんと整えられた状態で答えを導いていただけます。
そのベクトルがずれてしまうと、やり取りの中で溝ができてしまうと思います。
でも、ウィズアップさんは非常に寄り添っていただける。
普段指導いただいていることも含めて、本当に一つひとつが勉強になります。
- 池田社長
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今こちらにいらっしゃる岸本さんも、これまでの社会経験をすごく生かされていると思います。
ウィズアップさんに入って一緒に仕事をされるのであれば、本業としての仕事を学ぶことは、ある種当然のことだと思います。
それにプラスして、「何か」を学べる会社なんじゃないかなと思います。
代表とも少しお話をさせていただきましたが、会社のスタイルやあり方についても独特だと感じます。
私もいろいろな会社を見てきましたが、そういう意味では、少し違うものを感じます。
そうした中で信頼関係を築いたり、「かゆいところに手が届く」という仕事をしたりするためには、単に基本的な仕事ができるだけでは、なかなか難しいと思います。
だからこそ、学ぶところがたくさんあって、得られるものもある。
そして、それを本業の中で生かして、自分自身の能力につなげていける。
そういう仕事を一緒にできる職場なんじゃないかなと思います。
- 岸本
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ありがとうございます。
- 池田社長
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本当にそう思っています。
決算書や日々のお金の処理について、「これはこうしてください」「これはやってはいけません」「現金はこうです」と、それだけを言われるような関係だったら、ここまでのお付き合いはできなかったと思います。
プラスアルファのことをたくさんしていただいたから今がありますね。
- ライター
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ありがとうございます。質問は以上です。本日はありがとうございました。
- 池田社長
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ありがとうございます。
大島商店さんについて、何を大切にされていますか。
ウィズアップとの出会いについて教えてください。
経営面での一番大きな課題は何でしたか。
「これはすごく助かった」と感じた印象深い出来事はありますか?
ウィズアップさんを選ばれた理由を教えていただけますか。
特に印象に残っているエピソードはありますか?
これから先を見据えたときに、今一番何に力を入れていきたいでしょうか。
ウィズアップさんを紹介するとしたら、どのようにご紹介いただけますか?
ウィズアップさんへの入社を検討されている求職者の方へメッセージをいただけますか。